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悲恋/死ネタ/現パロ/総司落ち
ー・side・ー

毎日総司は真面目に治療に取り組んでいる。
私も少しでも長く生きていて欲しくて私も口うるさく言い聞かせたりしていた。

でも総司が突然意識を失ったと聞いたとき何も言えなかった。

もう、総司に会えないんじゃないか…。
もう私に笑いかけてくれないんじゃないか。

とても怖かった。

だからこそ目が覚めたとき嬉しくて…。

、ちょっといいか?」
「はい?」
「土方さん、僕のですよ。手を出さないでくださいね」
「わーってるよ、んなこと」

土方先生に呼ばれた。
なんの話だろう…。
総司の病気のことかな…。

土方先生に呼ばれたことに不安を抱きながら私は診察室に向かった。

「何でしょう?」
「総司のことだ」
「…はい」
「もう一回あんなことになれば…でけえ発作が来れば今度は目覚めねえと思っといてくれ」
「…そんな!!ドナーは…ドナーはまだ見つからないですか?」
「移植を必要としている人は日本中に…いや、世界中に何万といるんだ」
「………」
「移植は難しいと思う。だがな、俺だって全力で探しているんだ。」
「……はい」
「…こんなこと言いたくはねえが言わせてもらう。総司の命が尽きるのが早いかドナーが見つかるのが早いか…」
「わかっています…でも…」
「あぁ…総司をそう簡単に死なせたりはしねえよ」
「総司を…!総司をよろしくお願いします!!」

私は立ち上がり土方先生に深々と頭を下げた。

あと…どの位の時間を一緒に過ごせるだろうか。
一分でも、一秒でも長く一緒に過ごしたい。
そんな願いを窓から覗く青空に馳せた。


side・終ー

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