第一話。
「!!」
「なぁに、平ちゃん?」
「大きくなったら俺のお嫁さんになってくれるか?」
「うん!、平ちゃんのお嫁さんになりたい!」
「約束だよ」
「うん、約束」
そんな話をしたのはいつのことだっただろうか…。
幼い日の約束。
今、私は壬生浪士組の家事全般を一手に引き受ける、女中としてここに身を置いている。
多摩から試衛館の皆と一緒に京まで来たのだ。
大好きな藤堂平助と共にいるために。
あの日から私は平助から離れることなく今も隣に居る。
昔はただの幼馴染としてだったが、今は将来を正式に誓い合った恋人として。
「ー!ー!!」
「はぁーい!!」
大きな声で返事をすると愛しい人が姿を見せた。
「土方さんが呼んでたぜ、ちょっと来いってさ」
「えー!!怒られるのかなぁ…?」
「何、怒られるようなことしたの?」
「…うん。ちょっと暇だったから総司と一緒に土方さんの隊服に洗濯糊くっつけた」
「うわぁ…。怒られるぞ。」
「ね…。どうしよ…。…あっ!平助私の代わりに怒られてきて!」
「はぁ!!なんでだよ!!なんで俺が怒られなきゃなんねぇの!?」
「可愛い婚約者のためにさ…お願い。」
「うっ…」
ちょっと上目づかいでお願いすると平助は大抵のことを聞いてくれる。
「可愛い…けど駄目だぁ!!」
そう叫び平助は逃げ出していった。
うー…ん。やっぱり土方さんにお説教されるのは無理かぁ。
ま、怖いし長いけどさ。
「仕方ない、大人しく行ってくるか…」
そう言いながら土方の部屋に進む。
屯所内に怒鳴り声が響き渡るまであと数秒。
「なぁに、平ちゃん?」
「大きくなったら俺のお嫁さんになってくれるか?」
「うん!、平ちゃんのお嫁さんになりたい!」
「約束だよ」
「うん、約束」
そんな話をしたのはいつのことだっただろうか…。
幼い日の約束。
今、私は壬生浪士組の家事全般を一手に引き受ける、女中としてここに身を置いている。
多摩から試衛館の皆と一緒に京まで来たのだ。
大好きな藤堂平助と共にいるために。
あの日から私は平助から離れることなく今も隣に居る。
昔はただの幼馴染としてだったが、今は将来を正式に誓い合った恋人として。
「ー!ー!!」
「はぁーい!!」
大きな声で返事をすると愛しい人が姿を見せた。
「土方さんが呼んでたぜ、ちょっと来いってさ」
「えー!!怒られるのかなぁ…?」
「何、怒られるようなことしたの?」
「…うん。ちょっと暇だったから総司と一緒に土方さんの隊服に洗濯糊くっつけた」
「うわぁ…。怒られるぞ。」
「ね…。どうしよ…。…あっ!平助私の代わりに怒られてきて!」
「はぁ!!なんでだよ!!なんで俺が怒られなきゃなんねぇの!?」
「可愛い婚約者のためにさ…お願い。」
「うっ…」
ちょっと上目づかいでお願いすると平助は大抵のことを聞いてくれる。
「可愛い…けど駄目だぁ!!」
そう叫び平助は逃げ出していった。
うー…ん。やっぱり土方さんにお説教されるのは無理かぁ。
ま、怖いし長いけどさ。
「仕方ない、大人しく行ってくるか…」
そう言いながら土方の部屋に進む。
屯所内に怒鳴り声が響き渡るまであと数秒。
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2012/09/12
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