企画モノ
『肝試し』
『肝試し』
残暑の厳しい毎日。
例え『壬生狼』と言われた新選組の幹部も例外ではない。
「暑い…」
広間に皆が集まっていた。
「暑い…」
「暑いね…」
「溶けちまいそう…」
「言うなって。もっと暑くなる。」
皆が暑い暑い言っている間、斉藤は黙って座っていた。
いつもの如く、黒の着物に襟巻を巻いて。
「ところで一君、暑くないの?」
「平気だ」
「でもそれじゃ見てるだけで暑くなるって!」
「構わん」
「俺らが構うんだよ!!」
騒がしくなり始めたところでと沖田は不意に立ち上がり言った。
「「皆で肝試ししよう(よ)!!」」
「「「はぁ?」」」
突然言われたことに一同「何言ってるんだ?」という表情をした。
説明を始めた二人。
どうやらあまりに暑いので簡単に涼しくなれることをしようとして思いついたらしい。
しかも二人じゃつまらないから何人か集まった時に皆を巻き込むと決めたと言うのだ。
「面白そうじゃねえか。俺は参加させてもらうぜ。…平助はどうする?」
「もちろん参加に決まってんじゃん!!一君も参加だよな!!」
「いや、俺はこのような物に参加する気はn「参加だよな!!」」
「いやだから俺は参加せn「三人とも参加だぜ!!」
「りょうかーい!」
「待て!!俺は参加せぬと…」
「斉藤、諦めろ。ここにいたのが運の尽きだ。あぁなっちゃあいつらは止められねえよ。平助なんかは純粋に楽しもうとするから余計にな。」
「む…」
なんとか五名で今夜決行することになった。
――その夜――
こそこそと夜更けに集まり顔を寄せ合い話をする。
「組はくじ引きだからね。一人だけ人数合わないから一人で行くんだよ。」
これから彼等が実行しようとしている肝試しとは明かりを点けずに屯所内を一周してくることだった。
「じゃあせーのでくじひいてね…せーのっ」
沖田の掛け声でくじを一斉に引いた。
引いたくじには…
一人で行くことになった。
沖田総司と肝試し。
斉藤一と肝試し。
藤堂平助と肝試し。
原田左之助と肝試し。
※お好きな所をお選びください。
例え『壬生狼』と言われた新選組の幹部も例外ではない。
「暑い…」
広間に皆が集まっていた。
「暑い…」
「暑いね…」
「溶けちまいそう…」
「言うなって。もっと暑くなる。」
皆が暑い暑い言っている間、斉藤は黙って座っていた。
いつもの如く、黒の着物に襟巻を巻いて。
「ところで一君、暑くないの?」
「平気だ」
「でもそれじゃ見てるだけで暑くなるって!」
「構わん」
「俺らが構うんだよ!!」
騒がしくなり始めたところでと沖田は不意に立ち上がり言った。
「「皆で肝試ししよう(よ)!!」」
「「「はぁ?」」」
突然言われたことに一同「何言ってるんだ?」という表情をした。
説明を始めた二人。
どうやらあまりに暑いので簡単に涼しくなれることをしようとして思いついたらしい。
しかも二人じゃつまらないから何人か集まった時に皆を巻き込むと決めたと言うのだ。
「面白そうじゃねえか。俺は参加させてもらうぜ。…平助はどうする?」
「もちろん参加に決まってんじゃん!!一君も参加だよな!!」
「いや、俺はこのような物に参加する気はn「参加だよな!!」」
「いやだから俺は参加せn「三人とも参加だぜ!!」
「りょうかーい!」
「待て!!俺は参加せぬと…」
「斉藤、諦めろ。ここにいたのが運の尽きだ。あぁなっちゃあいつらは止められねえよ。平助なんかは純粋に楽しもうとするから余計にな。」
「む…」
なんとか五名で今夜決行することになった。
――その夜――
こそこそと夜更けに集まり顔を寄せ合い話をする。
「組はくじ引きだからね。一人だけ人数合わないから一人で行くんだよ。」
これから彼等が実行しようとしている肝試しとは明かりを点けずに屯所内を一周してくることだった。
「じゃあせーのでくじひいてね…せーのっ」
沖田の掛け声でくじを一斉に引いた。
引いたくじには…
一人で行くことになった。
沖田総司と肝試し。
斉藤一と肝試し。
藤堂平助と肝試し。
原田左之助と肝試し。
※お好きな所をお選びください。
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2012/09/16
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