第七話。
今日も今日とて暇を持て余す私。
屯所内をぶらぶらとしていると総司が虫かごを持って出かけていくのが目に入った。
「あれ、総司どこ行くの?」
「ちょっとね。っていうかはいつも暇そうにしてるけど暇なの?」
「うん。常に暇を持て余してるよ。それより総司が行くところって楽しい?」
「うん、楽しいよ」
「私の行ってもいい?」
「もちろん。…あ、平助も連れて来たら?」
「うん!ちょっと待ってて!!」
私は部屋で昼寝をしていた平助を叩き起こして玄関へ走って行った。
「おまたせ!」
「随分早かったね」
「まぁね」
「っていいうか何処行くんだよ?の奴何も言わねえで引っ張ってくから」
「楽しいことするんだよ。ね、?」
「うん。楽しいコト」
「で、具体的には?」
「は?」
“お前も知らねーのかよ!”と突っ込まれた。
知らないものは知らないもん。
「具体的には、蜻蛉を取りに行くんだよ」
「「蜻蛉?」」
「うん」
「何にすんだよそんなの。」
「それは「あーやっぱいいや!なんか大体想像ついた」…自分で聞いたくせに。」
「私も想像ついた。」
「どうする?もちろん参加するでしょ?」
「もちろ「参加しない。」
「え?平助参加しないの?」
「ああ。も参加すんなよ」
「私はしたいんだけど」
「ダメだって!怒られるぞ、誰にとは言わないけど…」
「え、別に私も総司もその人のことからかい慣れてるし」
「あー!!だからダメだって!!」
「いいじゃん」
「ダメだ!!」
「いいじゃん!」
不毛な言い争いをしていると総司が口を開いた。
「僕の存在忘れてない?」
「「あ」」
「二人ともほんと失礼だよね」
そうこうしているうちに土方さんが帰ってきて私たちはでかけるのを諦めた。
やっぱり総司は土方さんに悪戯をするつもりだったんだろう。
しばらくの間、平助は総司から悪戯をたくさん受けていたから…。
総司ってやることが子供だよね。
…逆襲が怖いから口には絶対出せないけど…。
――END――
(なーなー総司!俺の手拭い知らねー?)
(なんで僕を名指しするのさ)
(総司がどっかにやったのかと思ってさ)
(まぁあながち間違ってないけど。…そこだよ新八さんの褌の下)
(あぁ!!新しいのだったのに!!)
(ぷっ。残念だったね)
屯所内をぶらぶらとしていると総司が虫かごを持って出かけていくのが目に入った。
「あれ、総司どこ行くの?」
「ちょっとね。っていうかはいつも暇そうにしてるけど暇なの?」
「うん。常に暇を持て余してるよ。それより総司が行くところって楽しい?」
「うん、楽しいよ」
「私の行ってもいい?」
「もちろん。…あ、平助も連れて来たら?」
「うん!ちょっと待ってて!!」
私は部屋で昼寝をしていた平助を叩き起こして玄関へ走って行った。
「おまたせ!」
「随分早かったね」
「まぁね」
「っていいうか何処行くんだよ?の奴何も言わねえで引っ張ってくから」
「楽しいことするんだよ。ね、?」
「うん。楽しいコト」
「で、具体的には?」
「は?」
“お前も知らねーのかよ!”と突っ込まれた。
知らないものは知らないもん。
「具体的には、蜻蛉を取りに行くんだよ」
「「蜻蛉?」」
「うん」
「何にすんだよそんなの。」
「それは「あーやっぱいいや!なんか大体想像ついた」…自分で聞いたくせに。」
「私も想像ついた。」
「どうする?もちろん参加するでしょ?」
「もちろ「参加しない。」
「え?平助参加しないの?」
「ああ。も参加すんなよ」
「私はしたいんだけど」
「ダメだって!怒られるぞ、誰にとは言わないけど…」
「え、別に私も総司もその人のことからかい慣れてるし」
「あー!!だからダメだって!!」
「いいじゃん」
「ダメだ!!」
「いいじゃん!」
不毛な言い争いをしていると総司が口を開いた。
「僕の存在忘れてない?」
「「あ」」
「二人ともほんと失礼だよね」
そうこうしているうちに土方さんが帰ってきて私たちはでかけるのを諦めた。
やっぱり総司は土方さんに悪戯をするつもりだったんだろう。
しばらくの間、平助は総司から悪戯をたくさん受けていたから…。
総司ってやることが子供だよね。
…逆襲が怖いから口には絶対出せないけど…。
――END――
(なーなー総司!俺の手拭い知らねー?)
(なんで僕を名指しするのさ)
(総司がどっかにやったのかと思ってさ)
(まぁあながち間違ってないけど。…そこだよ新八さんの褌の下)
(あぁ!!新しいのだったのに!!)
(ぷっ。残念だったね)
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2012/12/01
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