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ほのぼの/甘/END後
平助君と新選組を抜け、東北の地に移り住んでから初めての冬が来た。
東北の冬はとても厳しい。

朝起きてから暖かい布団から出るのは正直つらくなってきた。

そんなある朝のこと。
私はいつものように目覚めると体が重いことに気が付いた。
布団から出られないのだ。

首だけ何とか後ろに向けてみると其処に布団ごと私を抱きしめて幸せそうに眠る平助君の顔があった。

「平助君、平助君。」
「…んー………」

声をかけると平助君は眠たそうな声で答えてくれた。

「起こしちゃってごめんね。ちょっと離して。私、朝ごはん作らなくちゃ」
「まだいいじゃん…。俺ともう少し寝ていようぜ…」
「朝ごはん遅くなっちゃうよ?」
「いいから…。あったけーんだもん」
「もう…」

笑顔で私をまた抱きしめて眠ってしまった平助君。
布団から抜け出すこともできないし、大好きな彼の腕に抱かれて二度寝するのもたまにはいいかもしれない。

そう思って私はなんとか平助君の方に向き直り、平助君の胸に顔を埋めて愛しい人の体温を感じながらまた眠りについた。




――END――


あとがき

朝晩の冷え込みが激しくなってきて布団から出るのが億劫になる季節を近く感じる今日この頃。
こんな朝もあったっていいじゃないか。
大好きな人の腕の中で寝ていたい気分になりますよね。

朝起きるのが苦手な美桜は余計に冬は辛いです…。

皆様、これから本格的に猛威を振るうであろう風邪などには十分気を付けてくださいね。

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≪ 星に託した願い 第五章 ≫
薄桜鬼の夢小説を扱っています。 ほのぼの(ギャグ)~悲恋まで
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