悲恋/死ネタ/人外
俺はと出会ってからそれまで以上に山に行くようになった。
になら悩みとかも話せたし、相談にも乗ってくれた。
的確な助言もくれた。
いつしか俺は空いた時間にに会いに山に登るのが習慣となっていた。
「-!!来たぜー!!」
「また来おったか、妾とばかりでは飽きるだろうに」
「飽きないぜ!お前と話すのはなんか楽しいんだ」
「…そうか」
素直にそう言ったときっは何故か嬉しそうな悲しそうな複雑な顔をした。
俺は毎日のように話しているうちにが好きになっていた。
でも所詮は人間と神。
そんなの許されるわけが無いんだ。
そんなことはわかってる、わかってるけど俺はが話している時にふと見せる悲しそうな顔が気になって仕方ない。
何故か懐かしそうな顔をするんだ。
笑っていてもどこか無理している気がする。
本当の笑顔にしたくて俺は玉砕覚悟でに想いを告げることにした。
「な…なぁ。俺さ、お前のことが好きだ!!」
「…本気で言うておるのか?」
「こんなこと冗談で言えるかよ!!」
「……有難う。でも…」
「…っ!!神と人間だからか?」
「え…?」
「お前が俺を拒もうとするのは俺とお前が違うからか?」
「そうではない!妾は平助と重ねていたから…。妾は…!!」
そこまで言っては駈け出した。
咄嗟に腕を掴むが振り返った瞳は涙に濡れていた。
俺はつい手を離してしまった。
どういう意味だろうか。
俺と重ねる…?
いったい誰を?
それから数ヶ月、俺は山へ行かずにの言葉の意味を悩み続けた。
その間に新選組からも離れた。
になら悩みとかも話せたし、相談にも乗ってくれた。
的確な助言もくれた。
いつしか俺は空いた時間にに会いに山に登るのが習慣となっていた。
「-!!来たぜー!!」
「また来おったか、妾とばかりでは飽きるだろうに」
「飽きないぜ!お前と話すのはなんか楽しいんだ」
「…そうか」
素直にそう言ったときっは何故か嬉しそうな悲しそうな複雑な顔をした。
俺は毎日のように話しているうちにが好きになっていた。
でも所詮は人間と神。
そんなの許されるわけが無いんだ。
そんなことはわかってる、わかってるけど俺はが話している時にふと見せる悲しそうな顔が気になって仕方ない。
何故か懐かしそうな顔をするんだ。
笑っていてもどこか無理している気がする。
本当の笑顔にしたくて俺は玉砕覚悟でに想いを告げることにした。
「な…なぁ。俺さ、お前のことが好きだ!!」
「…本気で言うておるのか?」
「こんなこと冗談で言えるかよ!!」
「……有難う。でも…」
「…っ!!神と人間だからか?」
「え…?」
「お前が俺を拒もうとするのは俺とお前が違うからか?」
「そうではない!妾は平助と重ねていたから…。妾は…!!」
そこまで言っては駈け出した。
咄嗟に腕を掴むが振り返った瞳は涙に濡れていた。
俺はつい手を離してしまった。
どういう意味だろうか。
俺と重ねる…?
いったい誰を?
それから数ヶ月、俺は山へ行かずにの言葉の意味を悩み続けた。
その間に新選組からも離れた。
PR
2012/10/08
//
この記事にコメントする