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悲恋気味/町娘/平助落ち
~・平助side・~

俺がに初めて会ったのは巡察中だった。
浪士に絡まれていた。

不逞浪士に絡まれても自分の意思を曲げずに意見するの姿を見て、好感を持ったのを覚えている。

「女!無礼な物言いもいい加減にしろ!!」

不逞浪士がそう言って刀を振り下ろそうとした。
その姿にはっとして俺は駈け出した。

「勤王の志士なんだって?ちょっと屯所で話聞聞いてみたいんだけど。」
「し…新選組!」
「おい、屯所に連行しといてくれ」
「はいっ」

俺は隊士に指示を出すとの方に振り返った。

「大丈夫だったか?」

尋ねてみるが答えが返ってこない。
聞こえてなかったのか…?

「姉ちゃん、大丈夫か?」

俺はもう1度尋ねてみた。

「あっ、はい!ありがとうございます!」
「いや、俺たちもこれが仕事だし…!でもああいう輩は危ないから気を付けた方がいいぜ。あんまり関わらない方がいいって」
「私は…間違ったことは言っていません」

自分の意思を貫こうとするの姿勢に俺は一瞬言葉を失った。
俺も、悩んでいたから。
自分が誰について行くべきなのか、どんな道を歩むべきなのかを…。
こうして自分の意思を貫ければいいのに…。

「そうかもしれないけどさ…。…これからは何かあったら俺たち新選組を頼れ、な?」
「でも…」
「俺たちは京の治安を守るのが仕事だからさ」
「…はい」

俺はその返事を聞いて安心して笑った。
それに笑い返すを見て俺は完全にに恋に落ちた。
その凛々しさと強さ、真っ直ぐな姿勢に…その笑顔に。

俺はそれからと自己紹介をしあって甘味屋に行った。

話していくうちにどんどん好きになった。
笑う度嬉しくなって…でも、胸が締め付けられて…幸せだった。

楽しい時間はあっという間に過ぎてそれぞれ帰る時間になった。
俺たちはまた会う約束をできた。

何度も会うたびに俺たちは恋仲になった。

~・平助side END・~

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≪ 決断の時 背中を追って… ≫
薄桜鬼の夢小説を扱っています。 ほのぼの(ギャグ)~悲恋まで
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12/22 企画/クリスマス。
12/01 長編/第六話。
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